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FEATURE/特集|
#伊藤新道#歴史#湯俣

伊藤新道の歴史 - 失われた道の復活

伊藤新道の渓谷

伊藤新道の歴史

はじまり

伊藤新道は、三俣山荘の創設者である伊藤正一が、1956年に切り拓いた登山道です。

当時、三俣山荘へのアクセスは非常に困難でした。伊藤正一は「もっと多くの人に黒部源流の素晴らしさを知ってほしい」という思いから、自らの手で新しいルートを開拓しました。

黄金時代

伊藤新道は開通後、多くの登山者に利用されました。

湯俣温泉から三俣山荘まで、渓谷美を楽しみながら歩ける独特のルート。急流を渡り、原生林を抜け、やがて北アルプスの稜線に至る。その行程は、山登りの醍醐味そのものでした。

廃道へ

しかし、度重なる豪雨や土砂崩れにより、伊藤新道は次第に荒廃していきました。

特に1990年代以降、維持管理が困難となり、ついに「廃道」となってしまいました。

復活への道のり

2010年代に入り、三俣山荘グループは伊藤新道の復活を決意しました。

  • 2015年:測量・調査開始
  • 2018年:整備作業開始
  • 2023年:主要区間の整備完了
  • 2024年:正式開通

長年の努力が実を結び、伊藤新道は再び登山者を迎えることができるようになりました。

これからの伊藤新道

復活した伊藤新道は、単なる「登山道」以上の存在です。

先人の思いを受け継ぎ、次の世代へと繋いでいく。その架け橋として、これからも大切に守り続けていきます。

皆様も、歴史ある伊藤新道を歩いてみませんか。

フォトギャラリー

開通当時の伊藤新道(1956年頃)