8月21日に晴嵐荘のスタッフの方々と、湯俣の噴湯丘とその周辺の湯俣地獄と呼ばれるエリアの清掃を実施しました。

ここ湯俣を訪れると、急峻な崖に挟まれた谷間を流れる川に温泉が湧出し、もくもくと湯気が立つ様が原生の風景のようで、滅多に見ることの出来ない光景に心が躍ります。

しかし、そんな場所でも人の痕跡が見受けられることから、同じ湯俣という場所に在る晴嵐荘と湯俣山荘で、美しい景観を守っていくためにと、今回の清掃活動が実現しました。

人の痕跡というのはよく見てみると意外と多いもので、足跡はもちろんのこと、焚火の跡も至る所で見られました。砂に埋まっているゴミも多く、小さいゴミから、なかにはこんなものまで？というようなものも回収出来ました。

プラスチック製のゴミの回収作業

ビニール袋の切れ端などが、特に焚火跡の近くに埋まっていました。

ブルーシートの除去作業

湧き出る温泉から湯船を作るために持ち込まれたと思われます。

持ってきたものは残さず持ち帰りましょう。

焚火の炭を回収し、痕跡をなくす作業

特に噴湯丘の周辺で多く見られました。

野営や焚火は禁止です。野営の際は晴嵐荘をご利用ください。

湯俣エリアは温泉が湧出している特殊な場所で、川辺の野湯に浸かったり、湧き出る温泉でゆで卵を作ったりと、様々な楽しみを体験できるエリアです。

また、天然記念物にも認定され、温泉沈殿物が堆積し盛り上がって形成された噴湯丘や、温泉成分を栄養源として生活する硫黄芝など、貴重な自然現象を見ることが出来る場所となっています。

そのような、ここ湯俣でしか味わえない感動を体験するために、また希少な原生を観察するために、是非足をお運びください。そして、この美しい湯俣を守っていくための行動を一緒に行って頂けるよう、湯俣のスタッフ一同願っています。

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