北アルプス黒部源流

Northern Alps Kurobe Genryu

重要事項Most important

他のルートと違うのは、自然の魅力だけではない。なんといっても渡渉の多さである。それは渓谷につくられたいわゆる遊歩道のハイキングでもなく、手を加えられていない沢を登る沢登りとも違う。三俣山荘が⾧年整備を続けてきたどこを歩くも自由な伊藤新道なのである。しかし、自由が故に自身が引き受けるべきリスクが伴う。
伊藤新道はそのように自然の中で魅力とリスクが一体となったダイナミズムを深く感じられる場所なのだ。

通行届Thuru Pass

通行の際は万が一に備えて湯俣山荘または三俣山荘で通行届を提出しましょう。
提出時には各小屋で最新情報を確認しましょう。

ルートRoute

コースタイムCourse Time

トータル時間

湯俣山荘ー三俣山荘9時間50分

三俣山荘ー湯俣山荘8時間

公式開通期間Recommended Time

8月20日頃~10月末

(湯俣川の水位が下がる頃〜
三俣山荘の小屋閉めまでが目安)
※三俣山荘から展望台は7月下旬〜10月中旬まで

各吊り橋のライブカメラReal Time

第1吊橋

現在Real Time

増水時と平水時の参考水位

第1吊橋の増水時と平水時の参考水位画像です。
第1吊橋を通行する際にライブカメラで水量を確認してから通行してください。

第3吊橋

第3吊橋のライブカメラは
8月上旬に設置予定です。

第5吊橋

第5吊橋のライブカメラは
8月上旬に設置予定です。

特に注意すべきことCaution

計画編

  • 渡渉を15回以上繰り返す、判断力の求められるバリエーションルートであることを確認する。

  • 伊藤新道の整備状況を入山前に確認する。

  • コースタイムは登り10時間、下り8時間(湯俣~三俣山荘)、さらに湯俣~高瀬ダムは片道3時間かかることを踏まえて踏まえて計画書を作ること。

  • 増水するリスクが、天候だけでなく、火山活動による場合もある

装備編

  • ヘルメットを着用すること

  • 地図を携帯すること

  • 増水時に備えてビバーク装備を持参すること

  • ザック内の装備はは防水対策をすること

  • 伊藤新道上の沢床は苔が生えていないことからラバーソールを推奨

環境編

  • 伊藤新道上での非常時以外のテント泊禁止。

  • 直火での焚火禁止

  • 動植物の捕獲や採取禁止

  • ゴミはすべて持ち帰る

  • トイレはできるだけ既存の施設を利用する

行動編

  • ライブカメラで水量を確認してから入山する

  • 湯俣から伊藤新道に入山する場合には湯俣を8時30分までに出発する

  • 三俣山荘から伊藤新道に入山する場合には三俣山荘を9時までに出発する

  • 落石や浮き石、崩落の危険がある場所は注意して通行する

  • 吊り橋は一人ずつ渡る

  • 渡渉点では先行パーティがいる場合には渡り切ったことを確認してから渡渉を開始する

  • 噴湯丘を初めとする自然の造形や昔の吊り橋の跡等の伊藤新道の魅力を皆で守る

お問い合わせContact

050-8892-6698

湯俣山荘

ガイドGuide

伊藤新道ガイディングクラブのガイドを活用すると、歩くことだけでなく、伊藤新道の歴史や自然に関することを知ることができます。
一人で歩くのに自身が無い方はもちろん、すでに歩いたことのある方も新たな発見ができるツアーを目指しています。

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