未就学児と行く湯俣山荘! |先輩パパママのリアルな体験談

小さなお子様を連れての山歩きや山小屋泊。興味はあるけれど、「途中で歩けなくなったらどうしよう」「周りに迷惑をかけないか心配」と不安に思うパパ・ママも多いのではないでしょうか。今回は、実際に未就学児のお子様と一緒に湯俣山荘へお越しいただいたご家族のアンケートから、「リアルな声」を集めました!
今回ご協力いただいたご家族
Mさんご家族(お子様:5歳、3歳)
ご家族4人で何度か湯俣山荘へお越しいただいているリピーターさん。
Iさんご家族(お子様:4歳、1歳半)
ご家族4人で初めての湯俣山荘!お友達家族と一緒にチャレンジ。
1. ぶっちゃけどうだった?出発前の「リアルな不安」
高瀬ダムから湯俣山荘までは、大人が歩けば3時間弱の平坦な道のり。しかし、お子様連れとなるとやはり一番の不安は「子どものペース」です。
下の子(3歳)が背負子に乗らず、マイペースに歩き出したら一体いつ着くのか不安でした。
長い距離を飽きずに歩けるかどうか。4歳の子供だとやはり飽きてしまうので、大人の倍は余裕を持っておいた方が良いです。
実際のところは…?
Iさんは友人家族と一緒だったため、お友達と遊びながら協力し合ってなんとか歩き切れたそう。Mさんも「歩いたり、背負子に乗ったり、結果的にいい配分で進めました」とのこと!
ただ、Iさんからは「最初のダム沿いの1時間が子供にとっては飽きてしまうので、ここをショートカットできたら嬉しい(笑)」という切実な本音も飛び出しました。
2. 七倉〜湯俣の道のり。子どもの機嫌を保つ「我が家の必殺技」
実際の所要時間は、両ご家族とも休憩を含めて約5時間〜5時間半。(※Iさんの1歳半のお子様は背負子を利用)
子どもにとって歩きにくい危険な箇所は特にないものの、Mさんのお子様は「何度行っても途中のトンネルが怖くて嫌がる(抱っこになる)」というリアルな声も。
では、その長い道のりを歩き切るための「先輩パパママの必殺技」をご紹介します!
- 電車ごっこで気を紛らわす! 長い棒を拾って、親が前・子どもが後ろを持って引っ張りながら歩く作戦。(Mさん)
- お昼ごはんを「スペシャル」に! 名無しの小屋での休憩(お昼ご飯)を目標に頑張る!この日は手作りハンバーガーなど、普段食べないものでモチベーションをアップ。(Mさん)
- こまめなお菓子要求に対応! ビスケットやレーズン、ジュースなど、歩きながら「ちょい食べ」できるものを常備してあの手この手で釣る!(Mさん・Iさん)
- お友達と競争しながら歩く! 友人家族と一緒だったため、子ども同士で競争しながら楽しく歩けました。(Iさん)
3. これがあって助かった!「ザックの中身」
子連れ登山の難関である持ち物。先輩パパママのザックの中身は意外とシンプルでした!
ザックの80%くらいは子どもたちの着替えなどの「服」でした。持ってくればよかったと思うものは特に思いつきません!
とにかく子供用のおやつとジュースが必須アイテムでした。
4. 子どもの目線で見つける、湯俣の自然
大人なら素通りしてしまうような場所も、子どもたちにとっては絶好の遊び場です。
大人も子どもも、カエルの卵の凄まじい数に興味津々でした!
登山道に落ちている棒をひたすら拾って遊んでいました。途中で見つけたカエルの卵を触ったり、ネマガリダケを取ったりもしていましたね。
湯俣は国立公園内にあるため、植物などは観察したらそっと自然に返してあげてくださいね。
5. 山荘での過ごし方 & お役立ちアドバイス
山小屋という特殊な環境。先輩パパママからいただいた声を参考に、山荘からの「おすすめの過ごし方」をご提案します!
お部屋・寝かしつけのアドバイス
ベッド1台に子ども2人と大人1人で寝ることになり、窮屈でした。床に布団を敷けばよかったです。寝かしつけてから大人時間を楽しめなかったのが残念…。
3家族で貸切にして、ドミトリーで子どもと一緒に寝ました。他のお客さんへの迷惑が気になるので、複数家族での貸切がオススメです。
山荘より
お子様が広々と寝られるよう、床に布団を敷くスタイルや、気兼ねなく過ごせる複数家族での個室貸切などをぜひご検討ください!
お子様のお食事について
子ども用の食事内容が当日まで分からなかったので、事前にわかるとありがたいです。大人には美味しいお肉も、子どもには少し硬かったようでした。
山荘より
貴重なご意見ありがとうございます!オムライスなど、在庫状況により対応しております!
6. 大自然が最高の遊び場に!湯俣での遊び方
山荘に到着してからの子どもたちは、どんな風に過ごしていたのでしょうか?
ハンモックは予想通りテンション爆上がり!子どもたちは小屋の前の河辺の砂で泥遊びが楽しそうでした。
ハンモックに入ったり、河原で砂遊びをしたり、宿泊部屋の梯子を登りおりしたりして遊びました。
山荘より
大自然の中でのハンモックや河原での砂遊びは、子どもたちに大人気です!また、Iさんから「晴れていれば河原で遊べるので良いですが、雨が降った時などは工作などができると良いかもしれません」という素敵なアイデアをいただきました。今後、雨の日でも山荘内で楽しめる工夫を考えていきたいと思います。
7. パパママが驚いた「子どもの成長」
今回の湯俣への旅を通して、お子様のたくましい成長を感じたという嬉しい声も届いています。
文句をいいつつも、全て自分の足で歩き切ったことに成長を感じました!
いつもの山行は家族だけなので、他の子と山に行ったのは初めてでした。長男はかなりシャイな性格で馴染めるか不安でしたが、明るくて人見知りしないお友達に引っ張られて、あっという間に男の子3人で仲良く遊んでいてびっくり。息子の成長を感じました。
長い道のりを自分の足で歩き切った達成感や、大自然の中での新しいお友達との出会いは、子どもたちをグッと成長させてくれるようです。
8. 帰宅後のエピソード:大変だった思い出も、最高の笑顔に!
最後に、お家に帰ってからのお子様の様子を伺いました。
長くて大変だったし、親に怒られたりしていたので「もう行きたくない」と言うかと思いましたが、「楽しかった!ハンモックまたやりたい」と言っていました!
道中でぐずってしまったり、親御さんが叱ってしまったり…そんなリアルな「大変だったこと」も、大自然の中でのハンモック体験という非日常の楽しさが上回り、最高の思い出として刻まれたようです。
また、リピーターのMさんからはこんなお声も。
何度かおじゃましているので、帰ってから改めて何か言っていることはありませんでした(笑)。
お子様にとっても、湯俣がすっかり馴染みのある「いつもの場所」になっているようで、山荘スタッフとしても嬉しい限りです。
足りないからこそ面白い!家族で挑む山小屋体験
最後にお伝えしたいのは、湯俣山荘はホテルや旅館ではなく「山小屋」であるということです。立地や設備上、山荘側で対応できること、できないことがどうしても存在し、決して100%環境が整っているとは言えません。
しかし、その「足りない部分」こそが、山の最大の魅力でもあると私たちは考えています。
環境が整っていない中で、「どうやって快適に楽しく過ごすか?」「何を持っていけば安心か?」その足りない部分はご家族によってそれぞれ異なります。不便さがあるからこそ、それをどう乗り切るかをご家族みんなで話し合い、工夫する機会として前向きに楽しんでいただけたら嬉しいです。
湯俣は、大自然の奥深くでありながらも比較的アプローチしやすく、小さなお子様の「北アルプス山小屋デビュー」にぴったりの場所です。まずはこの湯俣から一歩を踏み出していただき、ここでの大冒険が、その後の「家族登山」を楽しんでいくための素敵なきっかけになることを願っています。
大自然の中でのびのびと過ごす子どもたちと、それを見守るご家族の挑戦を、山荘スタッフで応援します!次の休日は、ぜひご家族で湯俣へ遊びにいらしてくださいね。
三俣山荘グループ
黒部源流、北アルプス最奥の山小屋。三俣山荘・水晶小屋・湯俣山荘を運営。北アルプス最奥のエリア、鷲羽岳と三俣蓮華岳を結ぶ分水嶺の鞍部に佇み、槍ヶ岳や穂高連峰を眺める山小屋。黒部川の源流域として知られている。周辺には、岩稜あり、花々やハイマツやダケカンバが広がり、沢がはじまっていく。日本の山岳のなかでも特に多様な風景に囲まれている。
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