北アルプス 山と人と街プロジェクト
特集FEATURE
伊藤正一写真集 源流の記憶 「黒部の山賊」と開拓時代
『定本 黒部の山賊』の世界観を写真で表現。
伊藤正一が撮影した資料的にも貴重な写真の集成。
本書は2014年に刊行された山の本としては異例のヒット作となった「定本 黒部の山賊」伊藤正一著、の世界観を写真で表現し、また独特なカメラにより、スケールの広さと自然の持つ陰影を生かし絵画のように四季の山岳風景を捉えた写真の集大成です。
貴重な往時のモノクロ写真、昭和初期のカラー写真、大型ポジフィルムによる現代のカラー写真の 三部構成からなるこの本は、読者の皆さまに時空を超えて、山岳の世界に誘っていただけるのではないかと思います。
【構成】
Ⅰ 黎明期「黒部の山賊たちとの出会い山小屋の運営を始めた最初期のモノクロ写真(一部カラー)
Ⅱ 黒部源流の四季 (昭和40年代～現代) 黒部減流域の表情を捉えたカラー写真
Ⅲ 開拓の頃 北アルプス開拓時代の様子が伝わる豊富な資料的価値の高いモノクロ写真(一部カラー)
巻末には時代背景と連動した年賦の他、作家 森村誠一氏の寄稿「夢のビジョンの源流」を掲載しています。戦後の北アルプス山中の様子を伝える数々の作品は豊富な戦後史の資料であり、秘境・黒部に想いを馳せる登山者のみならず、広く一般の方々にご覧になっていただきたい写真集です。
【関連リンク】
■山と渓谷社NEWS Release:『源流の記憶 「黒部の山賊」と開拓時代』、刊行！